運命、人生のシナリオが同じだった、国王とレストランのあるじの実話。

jungle — Sun, 24 Sep 2017 10:47:37 +0000

一九００年、あるヨーロッパの国王に起きた事件です。

国王がある場所に狩りに出かけました。
その近くにあるレストランへ食事に行くと、
人相、風体、年格好、ひげの状態など
が国王に非常に似ている男がいました。

この男性はレストランのあるじでした。
国王がその男性に生年月日を尋ねると、
まったく同じでした。

次に、名前と生まれた場所を尋ねると、
名前が同じで、この村で生まれたとのこと。

この国王も、母親がこの村を馬車で通り過ぎたときに
突然産気づき、この村で生まれました。

国王であるために文献がきちんと残っているから、
双子ではない
ということは明らかです。

「いつからこのレストランを営業しているのか」と尋ねたところ、
「父親の代からやっていて、自分が引き継いだ」と言いました。

あるじが父親から家業を引き継いだ日と、
その国王が父親から王位を讓られて
即位した日がー緒でした。

こんなにも偶然が重なるのはめずらしいということで、
二人はとても驚きます。

ほかにどのような共通項があるのか、
国王がたくさんの質間を浴びせると、以下のことがわかりました。

結婚た日、妻の名前、子どもは男の子が二人。
そして、その子どもの名前が同じなど、
驚くほどの一致でした。

仮に双子が生まれていて、
記録上で双子ではないと書いた可能性もゼロではありません。
しかし文献を検証していった結果、
双子ではないという結論に至りました。

双子ではなく、まったく同じ、
シナリオをたどった二人だったということです。

あまりにもよく似ていて、自分の分身のように感じたのでしよう。
国王は翌日、競技場のロイヤルボツクスで競技を見る予定が入っていたので、
そこにレストランのあるじを招待することにしました。

レストランのあるじはとても喜び、
「必ず伺う」と言って国王を見送りました。

翌日、国王がいくら待ってもレストランのあるじは姿を見せません。
国王がレストランに從者を向かわせました。

この從者が戻ってきて、国王に次のように伝えました。
「朝、猟銃の手入れをしていたところ、
暴発してあるじは亡くなってしまったそうです」

国王はレストランのあるじといろいろなことを語りあいたかったのでしよう。
自分の分身のような男が亡くなったのを
非常に残念に思いとてもがっかりしたそうです。

会話が終わり、競技を見ようとしたときのこと。
暴漢が飛しだしてきて、
この国王を削殺しました。

これはある文献に残っている実話です。
生年月日、名前、生まれた場所、
父親の跡を継いだ日、妻の名前、子どもの数、
子どもの性別、子ども二人の名前、
亡くなった日が同じ。

すべて「偶然」と言えるのでしようか。
それらの確率を計算したとしても、
天文学的な数字でありえない話だということがわかります。

似たような人生ではなく、
そっくりな人生だった。

仮に双子だったと考えたとしても、
即位した日とレストランを引き継いだ日が
同じ可能性はほとんどありません。

そして、妻の名がー緒で、
子どもの名前がー緒と考えていくと、
確率は天文学的な数字になります。

これは事実として記録にあるものなので、
大変おもしろく、興味深いものです。

このような事実が、ー例あるということから、
あることが推定されます。

それは、人間のー生というものは、
どうも何者かのシナリオによってできているらしい。
何者かが、たまたまコピーしてしまった。

あるいは、ひとり目のシナリオを書いたのに、
どこかになくしてしまったと思い、
コピーした。

または、こういう事実を知らしめるために
同じシナリオをもった二人が生まれてきた、ということ。

みなさんは、何者かがシナリオを書いたらしいという
事実を知らないため、
自分の意思で人生を組み立てられると
思っている部分が多いと思います。

これは、二人の人間が
同じ人生のシナリオを歩んでいった、という実例です。

こういう事実がわかると、
人生観も変わってくるのではないでしようか。
引用元
脱力のすすめ―「おまかせ」で生きる幸せ論

（『君の名は。』瀧と三葉のその後のお話。）
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（「君の名は。」予告2映像）

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